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2022.03.09

目標管理のその前に!間接部門の管理者がまず始めにすべきこととは

業界・部署を問わず働き方改革による生産性向上が進められていますが、これは間接部門も例外ではありません。近年では「戦略人事」「戦略総務」等といった、能動的に会社に影響を与える「攻め」の間接部門が求められています。

その中で、社員の成果を引き出し、成長を促進する有効なツールとして目標管理を始めようと思っている、または始めたという企業も多いのではないでしょうか。個人の目標管理を始めるにあたって欠かせないのが部署の目標設定ですが間接部門はそもそも部署目標の設定が難しく、適切に設定できていないケースも多くあります。

目標管理

実際に、当社が過去に実施したバックオフィス診断アンケートにおいても「間接部門の将来のあるべき姿をイメージできている」と回答した経営者が6割なのに対し、「間接部門毎のKGI・KPIを設定できている」と回答した経営者は2割にも満たない結果となりました。

では間接部門で目標管理を始めるにあたり、まず管理者がするべきことは何でしょうか。

(参考:バックオフィスの成果に繋げる目標設定のポイント

 

目標管理をする前に「ビジョン設定」と「共有」が重要

個人の目標管理では社員自身に目標を設定してもらいますが、どんな目標でも良いわけではありません。その個人目標を達成することが組織の成果に繋がるものになっている必要があります。

そのためにも、個人目標を設定する前に、会社の目指す姿から部署のビジョンや目標を設定し、その目標をKPIなどの指標へ細分化した上で社員へ共有することが重要です。ビジョン設定の方法等はこちらのコラムでも紹介しておりますので併せてご参考ください。

(参考:間接部門の成長を促すビジョン設定

しかし前述した通り、売上等の数値目標を設定しやすい直接部門と異なり、間接部門においては部署のビジョンや目標を設定していない企業も多いという実態があります。

本コラムでは、目標管理を始める前に間接部門の管理者が意識するべきことを事例を用いてお伝えします。

【事例①】まずは部署の目標を設定しましょう

一つ目の企業では間接部門の各部署におけるビジョンや目標がなく、社員に対して求めている姿の共有や日々の成果をフィードバックする機会も持てていない現状がありました。

そこで、社員ひとりひとりにヒアリングを行うと、それぞれが各業務の中で目指す姿や目標を設定し、そこへ向けて努力していることが分かりました。

しかし、部署の目標(組織の成果指標)を設定していないことで、個々のやりたいことや興味のあることを目標として設定しており、必ずしも組織の成果へ繋がっているわけではありませんでした。

このような組織の場合、部署の目標や求めている姿を明確にし、個人目標と部署目標の目指す先を共通のものとすることで、社員の頑張りをしっかりと可視化することができると同時に、社員の成果が組織の成果へと直接繋がるようになります。

また、上司がメンバーの目標を把握し応援できる関係になるため、組織として目標達成に向けた行動をとることができ、個人の業務に対するスタンスやモチベーションに依存しないパフォーマンスを期待することができます。

【事例②】目標は社員が実践できる形で共有しましょう

別の企業では部署目標を設定しており、社員への発信の機会があるにも関わらず、なかなかトップの思うように業務が進まないことを悩まれていました。

そこで社員の方に部署目標についてヒアリングをすると、「目標は理解しているが、現場の業務と紐づいておらず、実践するのが難しいと感じている」という声が上がりました。

目標そのものは決して非現実的なものではなかったにも関わらずトップと現場のメンバーで目標に対する認識のすれ違いが発生していたことで、部署の目標に対して、社員全員で同じ方向を向いて進めない状況となっていたのです。また、このすれ違いが「トップは現場を理解していない」という想いに繋がり、業務に対するモチベーションの低下も招いていました。

現場の方は日々多くの業務を担っており、通常業務の中でビジョンや目標といった「未来」を考えるのが難しい傾向にあります。部署の目標をただ伝えるだけではなく、それを通常業務で目指せる粒度のKPIなどに細分化することで、日常の業務と目標をリンクさせ、トップの求める方向に社員の頑張りを向けることができるのです。

目標管理を有効に活用するために

上記では適切な部署の目標設定やその共有ができていない事例をご紹介しました。

目標管理では個人目標を設定するために必要な情報を管理者がメンバーへ正しく共有できているのかが、成果へ繋げるために重要となります。

部署毎に適切なビジョンや目標を明確に定め、メンバーが業務内で実行できるように細分化して共有しましょう。

参考:メンバーの成長を促進させる目標管理

そして、社員の日々の頑張りを会社の求める方向へ導き、社員の成果を最大限に引き出すための手段としてぜひ目標管理をご活用ください。下記の動画ではより組織として成果を出すための目標管理の方法をご紹介していますのでぜひご参考ください。

間接部門

間接部門の主体性を引き出すための
目標管理とKPI設定

動画の閲覧はこちらから

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