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2021.05.26

RPAの導入で業務改善意識の定着へ

RPAは単に業務を効率化するだけのものではない

業務効率化や生産性向上のためのツールとして注目されているRPA。
RPAの国内利用率を調査したところ、企業全体で38%、大手企業に限定すると51%にまで達したとの結果も出ています。※株式会社MM総研『RPA国内利用動向調査2020』より

また昨年は、RPAツールの販売元であるA社と内閣官房が新型コロナウイルス感染症関連対策に関する協定を締結しています。国家レベルでのコロナ対策としてRPAが採用されたということになりますが、このことはテレワークの推進や時差出勤など、これまでにない程の多様な働き方への変化に「RPAは効果的に対応できる」と国から宣言されたといっても過言ではないでしょう。

確かに、うまくRPAを活用できれば様々な効果が得られますが、実際に当社がRPAを導入して感じたことは「RPAは単に業務を効率化させるためだけのツールではない」ということです。
(参考:成否は事前に決まる!失敗する企業と成功する企業のたった一つの違い

RPAは業務改善のための一つの手段にすぎない

当社もRPA導入初期にはとにかく必死に様々な業務のRPA化を進めていきましたが、開発しただけで結局稼働しないロボットもありました。また、RPA化の候補として出てきた業務の中には、RPA化せずともフローそのものを改善すればロボットが稼働するよりもはるかに効率化が進むというものもありました。

これらの経験より、「とりあえず」RPAを導入すればいいという訳ではないことに気づきました。RPAを導入する目的を考え、RPAによって大きな効果を得られるのか、ヒトの仕事に付加価値を与えることができるのかなど、RPA化する業務を適切に選定することが非常に重要となってきます。いくらRPA化に向いてる処理内容であっても大した効果が出ないのにロボット開発や稼働対応に工数を大幅にかけてしまうようであれば本末転倒です。

RPAを利用せずとも業務改善が進むのであれば、それに越したことはありません。RPAはあくまでも業務改善のための一つの手段なのです。

日ごろからこれらのことを意識しながらRPAの推進をすることで、各個人の業務効率化のためだけではなく会社全体としての広い視点を持った業務改善の意識を根付かせることにもつながるのです。
(参考:いまさら聞けない正しいRPAの業務選定と優先順位のつけ方

RPA導入によって業務改善の意識改革を

RPAコンサルティングをさせていただいた企業の中に、「RPA導入による効果を出すことはもちろんだけど、それにより業務改善の意識を社員に根付かせたい」と仰る社長がいらっしゃいました。「なぜ自分たちの会社にRPAを導入しようとするのか、その意味や重要性を社員に分かって欲しい」と社員の意識の変化も期待されていたようです。

その後、実際に間接部門にRPAを導入し、社内での内製化が進んだ時期にRPAの利用状況と今後の展望をRPA担当者にお尋ねすると「RPAを活用するしないに関わらず、業務フロー改善の考え方を会社全体に浸透させ、業務の効率化を進めていきたい。」とお答えいただきました。

まさに、社長が求められていた「社員の意識の変化」がRPA導入によって実現した事例です。この考え方が社内に浸透すれば、より業務改善が進んでいくことでしょう。

RPAは単に業務を自動化させるためだけのツールではなく業務改善の意識を醸成させる手段にもなりうるのです。
(参考:RPA導入で絶対に失敗しないためのポイント3選!

RPAは業務改善を好循環に導く

RPAによる業務改善の好循環は、「RPAを導入し、業務改善の意識の変化が起こり、それが社内に浸透する。そして、RPA化の視野も広まり、会社全体として業務改善が進む」ことです。これを実現することができて初めて本当の意味でRPA導入を成功させたといえるのかもしれません。

誰かがやってくれるだろうといった他人事では業務改善は進みませんし、ただRPAを導入すれば解決するという訳ではありません。RPAの導入は、業務効率化を大きく進めるのみならず、業務改善に対する意識を醸成させることも、その効果の一つです。

RPAによって削減された時間で、ヒトはより生産性の高い仕事に従事することができ、それによって仕事の可能性が広がることでしょう。RPAの導入で、新たな企業価値を創り出す第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

こちらの資料ではRPA化する業務の選定基準や優先順位についてより詳細に説明しています。当社のロボット化事例も紹介しておりますので、ぜひご活用くださいませ。

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いまさら聞けない
正しいRPAの業務選定と優先順位のつけ方

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