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2023.04.19

レガシーシステムとは?~失敗事例から学ぶシステム刷新成功のポイント~

「2025年の崖」とレガシーシステム

経済産業省のDXレポート(2018)によると、レガシーシステムの刷新停滞やIT人材不足など、2025年に課題が集中することが危惧されています。また、これらの課題が未解決の場合、2025年以降毎年最大12兆円の経済損失が生じるとされており、大きな問題(通称「2025年の崖」)となっています。

この問題に大きな影響を与える存在である「レガシーシステム」とは、一般的に導入から長い年月が経過し、新しいIT技術に対応できなくなった古いシステムのことをいいます。
システム刷新コストは企業への大きな負担であり、刷新に伴う開発工程やインシデント対応はシステム部門へ重く圧し掛かります。また、多くの人がシステムの使い勝手が変わることを避ける傾向にあることもあって、システムが長い年月組織に根付き、レガシーシステムとなっていきます。

その結果、長期に渡るカスタマイズによるシステムのブラックボックス化、エンジニアの定年退職による運用不安、システム保守終了による保守コストの増大等の事業に影響を及ぼす問題が懸念されるため、刷新が急務とされています。

レガシーシステム刷新の失敗事例

長年に渡り業務プロセスに合わせてカスタマイズされ、業務を支えてきたシステムは理想的で頼りがいのある存在です。現場の方々は「今のまま」での刷新を望む意見が多い傾向にあります。

とは言え、「今のまま」が実は効率的ではなくなっていたり、「今のまま」での刷新では開発コスト肥大化や再ブラックボックス化を生んでいたりと、システム刷新が思うような結果につながらない可能性があります。
システム刷新の失敗例には下記のようなケースが挙げられます。

■現場の意見を重視し過ぎ、意見がまとまらず、目的からかけ離れた基幹システムを導入してしまう
■「機能はそのままで」とベンダーに丸投げしてしまうことで、導入後、使い勝手の違いで現場の不満につながり、システムの利活用が進まない
■現場業務に合わせたカスタマイズと追加開発により、開発期間とコストが肥大化する

レガシーシステム刷新の鍵は業務プロセスの標準化

失敗例から学ぶべきレガシーシステム刷新の重要なポイントは、業務プロセスの標準化を図ることです。

刷新に向けてのファーストステップとして業務の見直しを行い、システムに合わせた統一の業務標準プロセスを策定し、システム標準機能での運用を最大化することが重要です。そのうえで、どのような機能が不足しているのか、不足部分をどう補完していくのかを検討していくことがレガシーシステム刷新における効果的な進め方です。そうすることで、開発コスト抑制や本当に必要な機能開発への投資、更さらには業務標準化による生産性の向上につなげることも期待できます。

近年では、SaaSをはじめとする標準機能の運用を前提としたパッケージが多く存在し、導入企業も増加しています。その傾向をふまえても、「業務プロセスの標準化を図ること」は重要な要素と言えるでしょう。(参考:中小企業のDX化の進め方~オンプレミスからクラウドへ~

従来のカスタマイズに頼らずに刷新する方法

一方で、業務プロセスを標準化することによって弊害が発生するのもまた事実です。

■標準業務プロセスが現場ニーズとかけ離れ、顧客サービスへ深刻な影響を与える可能性がある
■運用上、発生する業務課題解決や業務効率化を推進するためのシステム機能の改善が制限される

従来はカスタマイズ開発で対応をすることが主流であり、システムの肥大化、複雑化、ブラックボックス化を招いてきました。
近年では、追加機能開発をローコード・ノーコードツールで内製化する「従来のカスタマイズに頼らない」手法で、顧客サービス向上や業務改善を推進する事例も増加傾向にあります。(参考:ノーコード/ローコード開発とは?~中小企業DXの強い味方~
刷新したシステムの再レガシー化を防ぐためにも、このような手法を積極的に取り入れていくことも有益となっています。(参考:2022年から見た「DXをドライブさせる3つの発想」

システム刷新の方向性は企業ごとの特性によって異なりますが、刷新をスムーズに進めるためにも「業務プロセスの標準化」を実施することをおすすめします。

下記資料ではシステム刷新手順や業務プロセス標準化の詳細をまとめております。ぜひご活用くださいませ。

 
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2025年の崖に打ち勝つ基幹システム刷新のポイント

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